【体験談】住宅費(家賃)の抑えすぎは要注意?!居心地が悪い家だと無駄な出費が増えるかも?

お金のかけどころ

記事をご覧頂きありがとうございます。著者は現在マンション暮らしですが、少し前までは木造アパートに住んでいました。固定費を抑えたいと思い家賃を抑えたのですが、気に入らず結果2年で引っ越すこととなりました。

その時の体験談をお伝えいたします。少しでも参考になれば幸いです。

アパートに住もうと思った理由

賃貸派の我が家。3人家族(当時子供0歳)で1LDKのマンション(へーベルハウス)に住んでいました。コロナ禍で夫がテレワークとなり、リビングで仕事をしたい夫とリビングで子供と過ごす私、、、夫が仕事に集中するのが難しいので2LDKの賃貸を探すこととなりました。アパートに決めた理由は「固定費を抑えたい!」からです。当時はコロナ禍で外出する機会も少なく、貯蓄率が40%くらいだったので、この勢いにのって貯蓄率を維持しながらも広い部屋に引っ越そうと考えていました。最寄り駅も変わらず、駅チカに新築アパートが建つこともあり、気泡コンクリートのマンションから木造アパートに引っ越すこととしました。

物件スペック

スペックは下記の通りです。比較のためにそれまで住んでいたマンションのスペックも記載いたします。

◆引っ越し前

・築浅、駅徒歩10分、1LDK、気泡コンクリート、オートロック、ヘーベルハウス、3階

・間取り:リビング12畳、洋室8畳

・家賃:手取り約16%

◆引っ越し後

・新築、駅チカ(徒歩5分)、2LDK、木造、オートロック、大手ハウスメーカー施工ではない、1階

・間取り:リビング10畳、洋室7畳、洋室7畳

・家賃:手取り約20%

引っ越し前は大手ハウスメーカーが施工しており、痒い所に手が届くような使いやすい間取り。かつ壁紙やフローリングなんかも無難な(良い意味で!)デザインでした。新居は大家さん家の隣なのですが、大家のおじいちゃんの好みで建てたような若干昭和感溢れる外層・内装でした。建具などを見ても、言い方は悪いですがいわゆる「安普請(やすぶしん)」でした。ですが、貯蓄率ばかりに気を取られていた私たちはそれでもよかったのです!こうしてアパートに引っ越すことにしました。

実際に引っ越してみて・・・・

引っ越して1か月くらいは満足していました。テレワーク部屋も出来たので、夫が仕事に集中出来る環境にもなり、私も子供の声を気にせず育児が出来るので、のんびりと過ごしていました。この家賃で子供が小学生になるまで数年住めたら、貯蓄額も増やせるなぁなんて考えていました。

ですが、2か月くらい経つとなんだか家にいても落ち着きません。育休中の私は平日、隙あらば子供と近所のスタバに出かけ、休日は雨の日以外はほとんど家族で外出するようになりました。引っ越してから月日が経つにつれ、どんどん家で過ごすのが嫌になってしまいました。その理由は下記です。

・リビングが狭くなり、皆でゆっくりとするスペースが殆どなかった。

前の家ではリビングにソファを置いていましたが、新居ではリビングが狭くソファが置けなくなり、リビングでくつろぐスペースは殆どありませんでした。

・建具等が自分の趣味に合わず、好きな空間にならない

前の家では家具なども自分たちなりに拘ってお部屋の空間作りをしていましたが、新居では建具が自分たちの好みに合わず、家具とのバランスも良くないので自分たちの好きな空間にすることが難しかったのです。めちゃくちゃ頑張って賃貸でも出来るDIYでもすれば良かったのかもしれませんが、私達夫婦はそういう物に興味がありませんでした。

この2点がとても大きかったです。その他にも下記のような理由です。

「2階の住人の音が丸聞こえ」「1階なので窓を開けにくく、閉塞感がある」「断熱がまったく効いておらず、夏熱いし冬めちゃ寒い!」などが挙げられます。皆様お気づきかもしれませんが、考えればすべて引っ越し前でも分かるような内容です。もちろん我が家もその辺りの条件は理解していたのですが、「どうにかなるでしょ!それより固定費削減!」と軽視しておりました。

増えた出費!!!

こうしてすっかり家嫌いになった私たち。固定費を削減しようとアパートに住むも、家嫌いになったことで増えた出費は下記です。

・食費(外食費)

休日は朝食を食べたら逃げるようにして家を出ていたいた我が家。大体はファミレス等でランチをし、カフェでお茶して帰宅。毎回このような休日を過ごしているので月に1~2万円くらい食費が増えました。

・旅費

家嫌いは大型連休に家でゆっくりするなんて考えはありません。大型連休はエアビーでお洒落でゆったりと寛げそうな宿泊施設を探し、旅行することが定番の過ごし方になりました。それにより、レジャー費は年5万くらい増えました。

その他にもついつい「家賃が安いから」と細かい管理をせず、お金を使うようになりました。

結果2年で引っ越し!

外食費とレジャー費が増えたことも問題でしたが、一番の問題は「家が寛げる空間ではない」という点です。子連れの外出は楽しいですが、気を使いますし荷物も多いので疲れます。外出は疲れるけど家にずっと居るのは嫌なのでついつい出かけてしまう、、と休まらない休日を過ごしていました。そんな中、第二子が産まれ、ますます外出すると疲れる環境になりました。。固定費は抑えられているけど、この家に引っ越してから「幸福度」が下がっていることにようやく気付き、初回の更新前に引っ越しを決意いたしました。新居の条件は下記の通りです。

・家族が寛げるスペースがある

・自分たちが好きな建具、デザインである

・家賃はマックス手取33%

ファミリー賃貸激戦区だったので朝と夕方に必ず住宅情報サイトをチェックし、半年後くらいに運よく今の物件に出会えました。ちなみに家賃は手取り25%です。

最後に

最後まで記事をご覧頂きありがとうございます。我が家はこの体験で「将来に向けたある程度の貯蓄も必要だけど、人生を豊かにするためには今日、明日という日々の幸福度が最も重要である」ということを学びました。

いつか分からない将来のために今を犠牲にし過ぎることを止めたのです。子供が小さく車を持たない我が家にとっては「家」の快適さはとても重要であり削るべきではない予算でした。当たり前ですがアパートに住むことが問題ではありません!自分たちの気に入ったアパートであれば全く問題ないです。

むしろアパートはマンションよりも家賃が安めなので、気に入った物件と巡り合えたらとてもラッキーだと思います。我が家の問題は自分たちの優先順位を理解していなかったことです。この体験を機に、我が家は将来の貯蓄に関する考え方も見直しました。「貯蓄もするけど、一番は今を楽しむ!!」と。

優先順位は個人、家庭によって違いますので考え方はそれぞれかと思いますが、少しでも皆様の参考になるポイントがあれば幸いです。

最後に我が家のお金のかけどころについて悩んでいた時に、とても参考になった書籍をご紹介させて頂きます。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール 

限りある時間の使い方

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